ポップ音楽ファンとしての個人的な歴史を100曲で振り返るシリーズPart.5

81. Get Ur Freak On/Missy Elliott (2001)

「これからみんなでめちゃくちゃ踊って、騒ごう騒ごう」という日本語の呼びかけから、まずはじまる。独特なリズムがとても印象的である。中毒性が高くてとても良い。

82. Can’t Get You Out Of My Head/Kylie Minogue (2001)

カイリー・ミノーグのエレ・ポップ的でソフトにセクシーなダンス・ポップ。邦題は「熱く胸を焦がして」である。

83. Hey Ya!/Outkast (2003)

ヒップホップやロックやニュー・ウェイヴなどいろいろな要素が入っていながらも、シンプルでとてもカッコいい曲。

84. Take Me Out/Franz Ferdinand (2004)

ニュー・ウェイヴ的なインディー・ロック・バンドが00年代半ばにはかなり活躍したが、そのきっかけになったような印象もあるとても良い曲。

85. I Saw The Light/Todd Rundgren (1972)

70年代のヒット曲だが、なぜか2004年ぐらいに聴き直してハマりまくる。きっかけは「ヴァージン・スーサイズ」に使われていた「ハロー・イッツ・ミー」だったかもしれない。

86. I Bet You Look Good On The Dancefloor/Arctic Monkeys (2005)

とてもカッコいいインディー・ロック・バンドで、全英シングル・チャートで初登場1位。こういったタイプの音楽としては、当時、快挙だったのではないだろうか。

87. 笑顔YESヌード/モーニング娘。(2007)

いわゆる黄金期にはまったく興味がなかったのだが、ふとしたきっかけでこの時期にきて急激にハマる。この曲はアシッドジャズ歌謡的なサウンド、ソロパートがクルクル入れ替わっていく感じなどがとても良く、初めてCDを買ったのであった。しかも、道重さゆみにハマりまくる前のことである。

88. Paper Planes/M.I.A. (2007)

山口県宇部市の常盤公園を散歩している時にiPodで聴いて、これは良いやと感じ、それからずっと好きな曲である。ザ・クラッシュとか銃声とかレジスターの音とか情報量が多く、しかも政治的なメッセージも込められていて、21世紀のポップ・ソングの中でも屈指のクオリティーなのではないかと思う。

89. 100 LOVE-LETTERS/原田知世 (1996)

ミーハーなので2013年は「あまちゃん」ブームだったのだが、一気に見るために登録していたNHKのオンデマンドでたたま見たドラマ「紙の月」での演技がものすごく良く、個人的に数十年ぶりの原田知世ブームが巻き起こる。それで、トーレ・ヨハンソンとか鈴木慶一とかがかかわっているというこの曲がとても気に入ったし、いまでも大好き。

90. ミッドナイト清純異性交遊/大森靖子 (2013)

「モーニング娘。’14 道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」でこの曲がかかり、道重さゆみファンのアーティストとして大森靖子のことは知ったのだが、その才能に驚かされ、収録アルバム「絶対少女」を聴きまくった。

91. あなたとPop With You!/Negicco (2012)

結成は2003年でキャリアは長いのだが、2016年に初めてその音楽を聴いて一気にハマる。アイドルポップスとシティ・ポップという個人的に好きな音楽ジャンルが黄金比ともいえるバランスで溶け合った楽曲に、どうしていままで知らずにいたのだろうと不思議にすら感じた。活動拠点の新潟にも行ったり、関連アーティストのことを知ったりと、このグループを知ったおかげで間違いなく人生がより豊かになった。

92. はじまるふたり/さいとうまりな (2014)

実はいまだにこの歌っているアーティストのことをよく知らないのだが、Apple Musicのおすすめで表示されたのを聴いてすぐに気に入り、それからずっと好きな曲である。恋がはじまった時のポジティブな気分を真空パックしたかのような爽やかさがあり、こういうのが私は本当に好きだなと再認識するのだが、こういったベクトルの曲でこれを超えるものがあるかというと思いつかなかったりもするので、やはりとても良いのではないだろうか。

93. いつかここで会いましょう/カーネーション (2016)

大人の色気とでもいうのだろうか、自分よりも年上のアーティストがこういう音楽をやっているというのはとても良いものだ。当時の自分自身が置かれた様々な状況とリンクしたりしていたのは偶然の運命かもしれないが、個人的にとても重要な曲で、近頃はさっぱり行く機会のないカラオケのレパートリーでもある。

94. 桜 super love/サニーデイ・サービス (2016)

実はよく分からない偏見のため、長らくちゃんと聴いていなかったバンドなのだが、NegiccoのKaedeがビデオに出演していたのがきっかけで聴いてみたところとても好みで、いまでは現役の日本のバンドの中でもかなり好きな方という状態である。それはそうとして、この曲は個人的にいわゆる耐えることができないとてもつらい別れというものに遭遇せざるをえなかった時期に号泣しながら聴いていたという事情もあり、かなり特別だということができる。「きみがいないことは きみがいることだなぁ」という歌い出しの時点で、この曲はもしかするといまの自分のためにつくられたのではないだろうか、などと思い込むのには十分すぎた。

95. 夏休みのBABY/lyrical school (2017)

lyrical schoolはアイドルラップグループで、これはメンバーチェンジがあって新体制となった後の初のシングルであった。とにかく、楽しくやっているのがとても良い。しかも、テーマは夏。この年、雨の代々木公園でNegicco、そして、オープニングアクトにWHY@DOLLを迎えてのフリーライブというのがあり、これもとても良かった。

96. ラブ・ストーリーは週末に/WHY@DOLL (2017)

シティ・ポップ歌謡ということなのかもしれないが、熱量がわりとすごいことになっているのではないかと感じられもして、いわゆる泣きのサックスなども含め、バブリーでトレンディーな気分が感じられもするのだが、そんな時代には生まれてもいないメンバーの作詞とパフォーマンスがうっとりするような恋の魔法を絶妙に表現している。個人的には永遠の名曲という位置づけになっている。

97. 青空シグナル/RYUTist (2018)

新潟を拠点に活動するアイドル・グループ、RYUTistにはクオリティーの高い音楽とパフォーマンスとをストイックに追求しているような印象があり、その一つの到達点が2020年の素晴らしいアルバム「ファルセット」だったように思える。この曲でははじまりの季節にふさわしい、ポジティブな気分が爽やかなポップ・ソングとして表現されている。

98. ただいまの魔法/Kaede (2018)

NegiccoのKaedeがリリースしたソロ・シングル。永遠とはけしておとぎ話ではなく、愛を見つけた時に出会えるものなのだろう、ということを歌ったとても素晴らしい曲。

99. thank u, next/Ariana Grande (2018)

別れた恋人に対し、感謝を伝えて次に進もうというとてもポジティブな失恋ソングなのだが、そこに秘められた強さと表裏一体の繊細さがこのアーティストの魅力なのではないだろうか。

100. 朝になれ/加納エミリ (2020)

札幌出身の気鋭のシンガー・ソングライター、加納エミリの最新シングル。80年代のエレ・ポップに影響を受けた音楽をやっていた時期もあるが、この曲には80年代のR&Bなどの影響が感じられる。個人的な失恋に起因する状況を歌っているようでいて、偶然なのか必然なのか、まるでいわゆるコロナ禍における祈りにも似た思いを歌うような内容にもなってしまった。現在は裏方に徹しているようだが、アーティストやパフォーマーとしてもひじょうに魅力的なので、いつかそういった経験を経て、また新曲を届けてくれることを気長に待っていきたいとも思う。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。