1981年3月21日の時点でヒットしていた中で個人的に好きな曲ベスト20

大滝詠一の「A LONG VACATION」がリリースされたのは1981年3月21日だが、それではその頃、アメリカ、イギリス、日本ではどのような曲がヒットしていたのだろうか、というようなことを先日、調べていたのだが、次にはその中で自分自身が個人的に好きなのはどれなのかということを勝手にランク付けしたのでカウントダウンしていきたい。ちなみにアメリカではシングル・チャートの40位以内、イギリス、日本では20位以内にランクインしていた曲のみを対象とした。

20. Just The Two Of Us/Grover Washington Jr.

ジャズ/フュージョンに分類されるグローヴァー・ワシントンJr.のアルバム「ワインライト」からシングル・カット。歌っているのはビル・ウィザースで、邦題は「クリスタルの恋人たち」であった。

19. Planet Earth/Duran Duran

ニュー・ロマンティクスという言葉が当時もうすでに流通していたかどうかは定かではないが、アイドル的な人気もとても高かったバンドのまだアメリカでは売れていなかった頃のシングル。日本のニュー・ウェイヴ系のディスコではこの曲の時の独特な踊りがあったと聞いたことがあるが、実際に目で見て確かめた訳ではない。

18. Don’t Stop The Music/Yarbrough & Peoples

日本でのシングルランキング最高位はアメリカよりも高かったのではないだろうか。何らかのテレビCMに使われて、20位以内には入っていたような気がする。

17. Don’t Stand So Close To Me/The Police

邦題は「高校教師」で、おニャン子クラブ「およしになってねTEACHER」とも共通するテーマを扱っている。スティングは元教師という経歴を持ち、この曲は実体験が元になっているとかなっていないとかいう話題もあったような気がする。

16. Her Town Too/James Taylor & J.D. Souther

邦題は「憶い出の街」で、日本でもAORとして受け入れられていたような気がする。

15. Reward/Teardrop Explodes

ジュリアン・コープが所属していたとてもカッコいいバンドのとてもカッコいい曲。ピーター・バラカンが「ポッパーズMTV」で「涙が爆発する」というバンドとして紹介していた(ジュリアン・コープの「ワールド・シャット・ユア・マウス」は「世界よ黙らっしゃい」)。

14. SHADOW CITY/寺尾聰

「ルビーの指環」はヒットしすぎてもはや好きなのかそうでもないのかよく分からなくなっているので、次にヒットしたこの曲である。はじめの方はずっと「トゥットゥットゥルーン」とかずっと歌っていて歌詞がないのかと思ったら途中からちゃんとあった、という記憶がある。

13. 春咲小紅/矢野顕子

化粧品のCMソングでテクノ歌謡。YMOのツアーでキーボードを弾いたりたまに歌ったりもしていた人というぐらいの印象だったリスナーにも分かりやすい、とてもキャッチーで春らしいポップス。

12. 街角トワイライト/シャネルズ

活動自粛期間を経てのカムバック曲で大ヒット。ドゥーワップやオールディーズの要素を日本のポップスに落とし込んだ手法が、実にうまくハマった素晴らしい楽曲。

11. The Winner Takes It All/ABBA

日本でも大人気だったスウェーデン出身の2組の夫婦によるポップ・グループだったが、その関係性も微妙になっていったところもあり、それが少し反映してもいる曲。

10. The Best Of Times/Styx

大ヒットしたアルバム「パラダイス・シアター」からのシングル・カット。堺正章のラジオ番組で紹介されているのを聴き、レコードの盤面にロゴのようなものがエッチングされているというところにも興味をひかれて、輸入盤のレコードを買った。

9. Celebration/Kool & The Gang

ディスコ・クラシックで、我らがアイドル、カイリー・ミノーグもカバーしていた。単純に盛り上がるのでとても良い曲。

8. Lately/Stevie Wonder

アルバム「ホッター・ザン・ジュライ」収録曲の中でも特にメロディーとアレンジがとても良い名バラード。この頃はイギリスでこの曲、アメリカでは「疑惑」がシングル・カットされていた。

7. Keep On Loving You/REO Speedwagon

この年にものすごく売れたアルバム「禁じられた夜」からシングル・カットされ、全米NO.1を記録した曲。とても良い曲だと思い、当時、大学ノートに歌詞を訳したものを書いたりもしていたのだが、後に実はそれほどカッコよくはないのではないかと思い忘れたことにしていた。しかし、やはり良いのではないかと思い直す。レモンヘッズがカバーしたり、曽我部恵一がTwitterで取り上げたりもしていた。

6, Fade Away/Bruce Springsteen

アルバム「ザ・リバー」からヒットした「ハングリー・ハート」の次にシングル・カットされたが期待されたほどヒットせず、ライブのセットリストからも外されたという。確かにシングル向きではないような気はするものの、愛と人生ががダメになっていく過程をヴィヴィッドに描いたブルース・スプリングスティーン節ともいえる深い味わいの曲である。

5. Woman/John Lennon

前の年の暮れに凶弾に倒れ、還らぬ人となった悲しみもまだ癒えない頃のヒット曲である。とても優しいサウンドと歌声で、女性への感謝が歌われている。

4. Rapture/Blondie

ニュー・ウェイヴ・バンドでありながらディスコ・ポップを取り入れ、ボーカリスト、デボラ・ハリーのスター・クオリティもかなりのものだったブロンディ。この曲ではまだ一般的にはそれほどポピュラーでもなかったラップを取り入れ、「夢みるNo.1」に続いての全米シングル・チャート1位を記録した。

3. Being With You/Smokey Robinson

60年代にはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズで数々のヒット曲を世に送り出したが、その甘いボーカルは80年代のシティ・ソウル的なサウンドにもうまくハマり、当時はクワイエット・ストームなどと呼ばれたりもした。その魅力が見事に発揮された素晴らしいラヴ・ソング。全米シングル・チャートでは最高2位を記録した。

2. Kiss On My List/Daryl Hall & John Oates

80年代前半にはどのアーティストよりも多くの全米NO.1ヒットを生み出したダリル・ホール&ジョン・オーツの、代表曲の一つ。MTVの影響による全米ヒット・チャートの変化が訪れる直前、この時代のイノセンスを感じさせもするピュアポップなのではないかとも思えるのだ。

1 Once In A Lifetime/Talking Heads

ロックにダンス・ミュージックやアフロ・ビートなどを取り入れた点で画期的だといわれたり、その方向性は是か非かというような議論も起こったりもしたという歴史的名盤、「リメイン・イン・ライト」からのシングル・カット。プロデュサーはブライアン・イーノで、実験性とポップさとの絶妙なバランスがたまらなく良い。

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