バンドブームの名曲ベスト20

「三宅裕司のいかすバンド天国」のことをいろいろ調べていたらバンドブームの名曲ランキングをやりたくなったのでやっていきたい。

20. ビデオ買ってよ/カステラ (1989)

お別れの記念にOLの彼女にビデオデッキを買ってとねだるよく分からない曲。バンドブームのある時期にポコチンロックとかバカロックとかよく分からないサブジャンルのようなものがいろいろあったが、このバンドがそれに属していたかどうかも実はよく分かっていない。なぜならバンドブームというのは私が大学生だった頃に中学生ぐらいの人達が主に盛り上がったものだと思えるからである。ゆえにそれぐらいの人達がこういうのをやる方が本当は絶対にリアリティーがある。

19. オレンヂ バナナ/KUSU KUSU (1991)

「三宅裕司のいかすバンド天国」では惜しくもイカ天キングを逃がしていたと思う。ラテン音楽を取り入れた音楽性がイカ天バンドには珍しく「ミュージック・マガジン」等でもわりと高評価されていた印象。アイドル性もあってとても良かった。

18. エヴリデイ/ジッタリン・リン (1989)

「三宅裕司のいかすバンド天国」でイカ天キングに輝いたバンド。スカのビートを取り入れたクールでイカした楽曲。ドラムス、ボーカルが女性でベース、ギターが男性という編成も良かった。「プレゼント」「にちようび」などがヒットしたが、やはりこの曲の印象が個人的にはひじょうに強い。

17. 日本印度化計画/筋肉少女帯 (1989)

「日本をインドにしてしまえ!」で「オレにカレーを食わせろ」、おそらく深い意味はない。高い演奏力とボーカル、大槻ケンヂのサブカル的な存在感が特徴である。「踊るダメ人間」「蜘蛛の糸」他、超名曲が他にもあるがバンドブーム的なのはこの曲だろうか。

16. 気まぐれロメオ/THE PRIVATES (1989)

ローリング・ストーンズ直系のルーズなロックンロールというのも流行りというか、それこそが正統的なロックとされていたようなところもあり、THE STREET SLIDERSやRED WARRIORSなどがその系統の大御所とされていたような印象がある。バンドブーム的にはこのTHE PRIVATESが絶妙なポップ感覚も含めてその流れを象徴するに相応しいように思える。

15. あいにきてI・NEED・YOU/GO-BANG’S (1989)

原田知世が主演した映画「私をスキーに連れてって」が1987年、スキーはイケてる若者のレジャーだった訳だが、スキーメーカーでもあるアルペンのCMソングとしてオリコン週間シングルランキング最高2位を記録したのがこの曲である。バンドブームの時期はバブル景気と重なっていたりもする。

14. Boys & Girls/THE FUSE (1990)

ホコテンこと原宿の歩行者天国で大人気のバンドということでデビューして、一時的に大人気になったバンドのデビュー曲。内容があまりにも浅いのではないかという大人達からの批判もあったように記憶しいるが、個人的にはそういった部分も含めてわりと好意的に見ていた。近田春夫がかかわっていたと聞いて、大いに納得するようなところもあった。

13. リックサック/LA-PPISCH (1988)

スカを取り入れたサウンドでバンドブームの中でも異彩を放っていたが、人気はひじょうに高かった。アンジーと共に、ポコチンロックの中心的存在であった。

12. DIAMONDS (ダイアモンド)/プリンセス プリンセス (1989)

デビュー当時は赤坂小町の名前で活動していたガールズロックバンドの大ヒット曲で、オリコン年間シングルランキングでは1989年の第1位に輝いた。

11. さよなら人類/たま (1990)

「三宅裕司のいかすバンド天国」でグランドイカ天キングに輝いたことをきっかけにメジャーデビュー、フリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」と同日にリリースされたこの曲はオリコン週間シングルランキングで1位、大晦日には「NHK紅白歌合戦」にも出場した。そのあまりにもユニークな音楽性から、「日本のビートルズ」などと呼ぶ者さえいた。

10. 大迷惑/ユニコーン (1989)

デビュー当時はビートパンク的な音楽性でもあったようなのだが、この頃には天才音楽集団ぶりを発揮してきていて、音楽評論家などからも注目される存在になっていた。サラリーマンの単身赴任というバンドブームらしからぬテーマ、オーケストラを効果的に用いたユニークな音楽性、バブル景気の真っ只中に「お金なんかはちょっとでいいのだ」という精一杯のメッセージ性など、素晴らしいポップ・ソングである。

9. 紅/X (1989)

ハード・ロック/ヘビー・メタル的な音楽であそこまで一般大衆に浸透したのは、やはりとてもすごいことなのではないだろうか。個人的にはそれほど得意なタイプの音楽ではないのだが、少なくともこれぐらいの順位は妥当なのではないかと思う。

8. 今すぐKiss Me/LINDBERG (1990)

ボーカルの渡瀬マキが元アイドルとかいうことがあったりはするのだが、バンドブームを象徴するヒット曲であることには間違いないだろう。バンドサウンドのロックでありながらトレンディードラマの主題歌というところが、またすごいのではないかと思ったりもする。

7. バカになったのに/The ピーズ (1989)

世間一般的な知名度を考えるとこんなに上位ではないのだろうが、やはり曲のクオリティーとロックバンドとしてのあり方、個人的な好みなどによって少なくともこのぐらいの順位には入るべきであろう。バンドブームの平均的なイメージから考えると、知性とセンスと偽悪性が少し高すぎたのかもしれないが、個人的にはそこがたまらない魅力である。

6. 歩いていこう/JUN SKY WALKER(S) (1989)

とにかく人気があった。音楽的に確かにパンクロックではあるのだが、あまりにも健全すぎるのではないかというような気もして、ノリきれなかった人達は多かったと思う。ビートパンクだとかやさしさロックだとか呼ばれていたものを象徴していたようにも思える。しかし、ロックは基本的に若者が支持したものの方が正しいと思っているし、いま聴くとこれはこれでなかなか良いのではないかとも感じられる。

5. GLORIA/ZIGGY (1988)

サウンドはロックなのだが、メロディーにひじょうに歌謡曲的なキャッチーさがある。そこに当初は違和感を覚えたりもしたのだが、むしろそこが良いのではないかと思えてからは中毒的な快感をすら感じている。

4. JUST ONE MORE KISS/BUCK-TICK (1988)

一時期、原宿の歩道橋などに「バクチク現象」と書かれたステッカーが大量に貼られていたことが思い出される。当時はあまりまともに聴いていなかったのだが、ものすごくカッコよくて最高ではないかと思うのである。この曲で「日本レコード大賞」新人賞も受賞している。

3. 目を閉じておいでよ/バービーボーイズ (1989)

男女ツインボーカルで歌われる絶妙に微妙でスリリングでもある人間関係、サックスをフィーチャーしたユニークなサウンドなど、ひじょうにオリジナリティーが高かった上に、いま聴くと楽曲のクオリティーが素晴らしかったことにも気づかされる。妹がファンだったので、そこでの贔屓目というのは個人的にあったりもする。

2. MARIONETTE/BOØWY (1987)

バンドブームというのは実はこのバンドがいたからこそ盛り上がったのではないかと思えるほどに絶大な人気があり、影響力も強かった。しかし、当時すでに大学生だった私はロックなサウンドにどこか歌謡曲的にも感じられるボーカルというのがどうにもしっくり来ずに、こういうのを分かるには自分はもう年を取り過ぎてしまったのだとあきらめてもいた。しかし、これこそが日本のロックとしてのアイデンティティーなのかもしれないというようなことにうっすらと気づきはじめてからは、良さが分かってわりとうれしかった。

1. リンダ リンダ/THE BLUE HEARTS (1987)

初めて聴いたのは「気が狂いそう」というフレーズではじまる「人にやさしく」だったと思う。衝撃的だった。歌詞がひじょうにシンプルであり、ダイレクトに伝わってくる。当時、もうすでに大学生だったため、そのストレートさが気恥ずかしく感じられるところもあったが、これはすごいバンドが現れたと思ったし、もしも自分が14歳の頃にこのバンドに出会っていたならばどうなっていただろうと感じたりもした。この曲においてはその伝わりさがさらに進化して、やはり当時の多くの若者達の心を捉えた。バンドブームがバブル景気の時代に起きたことは偶然だったのか必然なのか、当時のロックには貧乏というイメージもある側面にはあったのだが、かなり余裕があった上でのそれというような気がひじょうにしていた。

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