The 50 Greatest Love Songs of All Time.

バレンタインデーが近い頃に昨年も別のところでやったような気がする、好きなラヴ・ソングを選んでランキングにしていくやつのアップデート版である。やはり個人的な趣味や嗜好が強く反映していて、客観的なものでは一切ない。しかも、いまの気分が多分に反映されてもいるため、また別の機会にやったとすればかなり内容が変わっている可能性がひじょうに高い。とはいえ、現時点でこのラヴ・ソングがめっちゃ好っきゃねんと謎の関西弁もどきで感じている50曲をカウントダウン形式でのんびりと発表していきたい。

50. はじまるふたり/さいとうまりな (2014)

実は歌っているアーティストについてはいまだによく知らないのだが、数年前に偶然聴いて、とても気に入った曲。堂島孝平が作詞・作曲しているのだが、「確かなこと 確かなこと 確かな鼓動感じてたい 一緒を重ねたい 甘美な感嘆符つきで」「改札口の前で 前髪直して」というフレーズなども含め、恋がはじまったばかりの頃のワクワクフワフワした気分を真空パックしたかのような奇跡的な名曲だと思う。

49. ナチュラルに恋して/Perfume (2010)

ときめきや刺激も良いのだが親密さや安心感こそがとても大切、というようなことを歌っている曲。恋人がいる相手に恋をしてしまい、あわよくば略奪を企てているような場合にこの曲を聴くと病む、ということを風の噂で聞いたことがある。

48. Fell In Love With A Girl/The White Stripes (2001)

「女の子と恋におちた」というタイトルの曲だが、それは退屈な日常においては大騒乱ともいえる出来事なのであり、その激しくも満ち溢れんばかりの気分を音像化したかのようなご機嫌なロックンロール。

47. 桜 super love/サニーデイ・サービス (2016)

四六時中物理的に一緒にいたいというラブラブ状態を歌ったものばかりがラヴ・ソングだとも限らず、この曲の歌い出しは「きみがいないことは きみはいることだなぁ」である。超越的な愛をテーマにしているこの曲には、たとえば真夜中の公園でストロング缶チューハイを飲みながらイヤフォンで聴いてボロ泣きしていたいつかの私のように、必要としている人の魂を救う力がある。

46. あなたがいるなら/cornelius (2017)

「あなたがいるなら この世はまだましだな」と切実に感じられる相手がその時にいるかいないかによって、この曲の刺さる度合いは変わってくるような気もするのだが、心が震えるほどたまらなく好きで仕方がないという経験がある方にならばかなり響くのではないかというような気もする。

45. Lovefool/The Cardigans (1996)

カーディガンズの曲というのは90年代半ば辺りの渋谷とかの感じを思い出させてくれるところもあるのだが、それでいてまるでオールディーズのヒット曲を聴いているかのようなエヴァーグリーン気味な感覚もある。映画「ロミオ+ジュリエット」でも使われていたこの曲もまた然り、というかこれが最もそうなのかもしれない。

44. You Can’t Hurry Love/The Supremes (1966)

シュープリームスとスプリームズ、カタカナ表記する場合にどちらの方が正しいのかいまだによく分かっていないのだが、「恋はあせらず」の邦題で知られるこの曲は最初、フィル・コリンズのカバーで知ったはずである。ダンダンダン、ダッダッダダーンというこのリズムがモータウンの特徴なのだとも知ったのだが、当時はこのパターンのヒット曲がやたらと多かったような記憶もある。

43. I Wanna Be Your Boyfriend/The Ramones (1976)

ガールズ・ポップ的な甘いメロディーと歌詞の曲をパンク・ロックのスタイルでやっている曲。デビュー・アルバム「ラモーンズの激情」に収録され、シングル・カットもされた。

42. The Camera Loves Me/The Would-Be-Goods (1988)

フリッパーズ・ギターのファンで、アニエスb.のベレー帽とボーダーのシャツを着用した上北沢のワンルームマンションに住む女子大学生からもらったカセットテープに入っていた曲。この小洒落た雑貨店のような感覚は当時の私の日常とは程遠いものであり、私もこのレコードをCDではなくあえてアナログで(!)買うことによってその一部を手に入れようとしたのかもしれないのだが、やはりベーシックな部分で無理だったようである。

41. Keep On Loving You/REO Speedwagon (1980)

1981年にものすごく売れたアルバム、REOスピードワゴンの「禁じられた夜」からシングル・カットされ、全米シングル・チャートで1位に輝いたパワーバラード。いわゆる産業ロックと呼ばれる類いの音楽であり、中学生の頃にヒットしていたのでレコードを買って聴いていたのだが、パンク/ニュー・ウェイヴ的なものの方がカッコいいと気づいてからは無かったことにしがちであった。しかし、しばらく経ってから聴いてみるとやはり抗うことが難しい魅力に溢れていて、寝たくもないし食べたくもない、ただあなたを愛し続けたい、というようなベタな内容を肯定したいというような気分にもなる。

40. 愛、かましたいの/Negicco (2016)

Negiccoにはシティ・ポップや「渋谷系」が好きな人達にもウケる良質なポップスがひじょうに多いのだが、堂島孝平の作詞・作曲によるこの曲は少し異色の無国籍ポップ的な魅力が感じられる。

39. Nothing Even Matters/Lauryn Hill feat. D’Angelo (1998)

1998年リリースのとても良いアルバム「ミスエデュケーション・オブ・ローリン・ヒル」に収録されているディアンジェロとのデュエット曲。

38. To The End/Blur (1994)

ロマンスの記憶にはほろ苦い後悔が伴う場合も少なくはないものだが、それをも含めて実にばかばかしくもあるが尊いものだな、と思えるわけである。オーケストラの演奏やフランス語のセリフなどを効果的に用いたこの曲はそのような感覚をヴィヴィッドに表現しているが、このような曲をキャリアのわりと初めの頃に何気なく発表していたのだから、ブラーというバンドはやはり凡百のブリット勢とは一味も二味も違っていたのだなと感じずにはいられない。

37. Archie, Marry Me/Alvvays (2013)

インディー・ポップの正統的な後継者的音楽に乗せて、ロマンスと結婚と経済状態という今日の若者達にとってひじょうに重要なテーマを歌っている。

36. Sweet Baby James/The Pooh Sticks (1991)

リリース当時は「Who Loves You」というタイトルだったと思うのだが、気がつくと「Sweet Baby James」になっていた。ジェームス・テイラーのアルバム・タイトルでもあるが、歌詞に「スウィート・ベイビー・ジェームスのように君には友達がいる」というフレーズがあり、「You’ve Got A Friend」は「きみの友だち」の邦題でも知られるヒット曲のタイトルでもある。タルーラ・ゴッシュ~ヘヴンリーのアメリア・フレッチャーによるキュートなボーカルをフィーチャーした友達以上恋人未満なインディー・ポップ。

35. Love Goes On/The Go-Betweens (1988)

ラヴ・ソングをコンセプトにしたインディー・ポップの名盤「16ラヴァーズ・レーン」の1曲目に収録された曲。ババーバーバー♪のところがとても良い。

34. 34+35 (Remix)/Ariana Grande feat. Doja Cat & Megan Thee Stallion (2021)

タイトルは簡単な足し算で、答えはセックスポジションをあらわしている。2020年にリリースされたアルバム「ポジションズ」収録曲のリミックスで旬の女性アーティスト、ドージャ・キャットとミーガン・ジー・スタリオンをフィーチャーしている。

33. Into My Arms/Nick Cave & The Bad Seeds (1997)

ボーカルとピアノの伴奏を主体としたシンプルなアレンジの曲だが、それによってニック・ケイヴのボーカリストとしての魅力が堪能しやすくなっているようにも思える。

32. Babies/Pulp (1992)

パルプがブリットポップブームの中心的なバンドとブレイクする少し前にリリースされたシングル。恋人のお姉さんと寝てしまい、見た目がよく似ていたからと弁解するという身も蓋も無さでありながら、あくまでカッコよさげに歌っているところとシンセサイザーが効果的に使われているところが特にとても良い。

31. Let’s Get It On/Marvin Gaye (1973)

「ホワッツ・ゴーイン・オン」では社会派的なメッセージを歌っていたマーヴィン・ゲイだが、この曲ではセクシーなムードに全集中という感じでこれもまたとても良い。

30. Crazy For You/Madonna (1985)

映画「ビジョン・クエスト/青春の賭け」のサウンドトラックに収録された曲で、マドンナが「ライク・ア・ヴァージン」でブレイクしてから数ヶ月後にリリースされた。それまでダンス・ポップのイメージが強かったマドンナが、バラードもいけると印象づける結果になったような気がする。

29. Call Me/Chris Montez (1965)

A&Mレコーズからリリースされた、クリス・モンテスのイージー・リスニング的な楽曲。これもまたフリッパーズ・ギターのファンで上北沢のワンルームマンションに住んでいた女子大学生からもらったカセットテープに入っていて知った曲。悲しくて寂しく感じることがあったら電話して、というような内容の曲が入ったカセットを電話番号が書かれたメモと一緒に渡されたとすれば、勘違いしてしまうのも無理はないというものである。

28. Shining Light/Ash (2001)

ブリットポップの人気バンドがブーム終焉後にヒットさせたとても良い曲。

27. You Make My Dreams/Daryl Hall & John Oates (1980)

全米シングル・チャートにMTVやシンセ・ポップの影響が及ぶ少し前のイノセントな時代を感じさせる軽快なポップス。映画「(500)日のサマーではとても良い使い方をされていた。

26. Oh! Baby/RCサクセション (1983)

RCサクセションのパブリックイメージからは少し外れた、ビートルズ的でもあるラヴ・バラード。「ぼくをダメにしたいなら ある朝きみがいなくなればいい」と歌われるこの曲を最高のラヴ・ソングだと思い、部屋に遊びに来ていた遊んでいる系の女子と一緒に聴いていたら、こんな女々しい男は嫌だというようなことを言われ、心の中でブルーズが加速し、気がつくと部屋は随分と薄暗くなっていた16歳の夏であった。

25. Your Song/Elton John (1970)

旭川出身のシンガー・ソングライター、片桐麻美が「オールナイトニッポン」の2部を担当していた時にオープニングテーマに使っていた曲。邦題は「君の歌は僕の歌」である。

24. When A Man Loves A Woman/Percy Sledge (1966)

テレビのCMだったか映画のサウンドトラックだったかよく覚えていないのだが、とにかく耳にする機会はわりとあって、ポップ・ミュージックにちゃんと興味を持つ前から知っていた曲。現在の妻と知り合って間もない頃、何かの機会にこの曲をかけていると、「これ『男が女を愛する時』?」と邦題でしっかり聞いてきたことをなぜかいまだに覚えている。

23. Kiss/Prince & The Revolution (1986)

ポップ・ミュージック界の最先端にいた80年代のプリンスだが、この曲は贅肉を徹底的に削ぎ落としたかのようなシンプルに聴こえるアレンジでありながら、ファンクネスはキープされているという革新性がすさまじく、それでいて古典的な求愛ソングとしての側面があり、しかも全米シングル・チャートで1位というとんでもない楽曲だと感じた記憶がある。

22. You And Me Song/The Wannadies (1994)

出だしが静かに入るが途中で盛り上がり、キャッチーなメロディー、バーバッバー♪と、こういったタイプの楽曲としては教科書的ともいえる黄金のパターンで、しかもサムシングエルスな瑞々しさのようなものも感じられる。

21. だいすき/岡村靖幸 (1988)

天才・岡村ちゃんのポテンシャルからしてみるとあまりに普通すぎやしないだろうかと当時は思い、それほど推している方の曲ではなかったのだが、やはりこのポップでキャッチーでありながら破裂しそうなほどのエナジーを抑え込んでいるような感じというのもまた良いものだな、というふうにも感じる。「もう劣等感ぶっとんじゃうぐらいに」というフレーズが入っているところがとても良い。

20. I Only Have Eyes For You/The Flamingos (1959)

80年代の終わりか90年代のはじめにテレビの煙草のCMで流れていて、知ったような気がする。当時、煙草のCMがまだテレビで流れていたのだ。シュボンシュボン、というようなところがとても印象的で、他のオールディーズの曲よりも記憶に残った。

19. How Deep Is Your Love/Bee Gees (1977)

「サタデー・ナイト・フィーバー」のサウンドトラックから「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」よりも先にシングルでリリースされ、ヒットしていた曲で、邦題は「愛はきらめきの中に」。イントロの電子ピアノのような音とコーラスの時点で、小学生の頃にアーティスト名も曲名も知らない状態ではあったが、ラジオから流れていたような気がぼんやりとしてくる。

18. I Want To Know What Love Is/Foreigner (1984)

愛とは一体、何なのかを私は知りたい、というどこか哲学じみたタイトルを持つパワーバラード。ポップ・ミュージック批評的には軽視されがちな産業ロックでありながら、グリール・マーカスから高く評価されたりもしている。

17. Nothing Compares 2 U/Sinead O’Connor (1990)

失恋ソングもラヴ・ソングに含めた場合、その範疇はかなり広がってしまう訳だが、コンセプトはひじょうにブレてしまうと言わざるをえない。それでもプリンスの楽曲で、ミュージックビデオでの涙が印象的なこの曲は失恋してもなお、心の中で愛がまだまったく失われていないという点で加えることが妥当ではないかと感じた。

16. Crazy/Patsy Cline (1961)

当時、すでにカントリー界のスターだったパッツィ・クラインがまだ無名だったウィリー・ネルソンのこの曲を歌ってヒットさせた。これによって、ウィリー・ネルソンの知名度も上がっていったのだという。恋愛にまつわる絶妙に微妙な狂おしい想いが、抜群のボーカルパフォーマンスで表現されている。

15. Just Like Heaven/The Cure (1987)

80年代のインディー・ロックといえば孤独で淋しい人達が聴く暗めの音楽という偏見が一般的にはなんとなくあったような気もするのだが、だからこそ恋の多幸感のようなものが表現されたこの曲などは尊いところがあったのではないだろうか。

14. At Last/Etta James (1960)

「at last」が「遂に」「とうとう」というような意味をあらわすことは英語教育のわりと初期に習ったような気がしなくもないのだが、この曲も遂に恋が成就して孤独な日々が終わったという喜びについて歌われている。

13. Maps/Yeah Yeah Yeahs (2003)

ヤー・ヤー・ヤーズのフロントパーソン、カレン・Oは当時、他のバンドのメンバーと恋愛関係にあったのだが、お互いに別々にツアーを行ったりしているため、会えない期間がひじょうに多い。そういったリアルな状況における心情を題材にしたのがこの曲だが、ビデオ撮影時にはその不安によって思わず涙がこぼれてしまい、そのシーンが実際に使われてもいる。

12. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher/Jackie Wilson (1967)

恋が順調だと当然テンションが上がり気分は上々な訳だが、おそらくそういうことが歌われているであろうご機嫌なポップ・ソングである。

11. There Is A Light That Never Goes Out/The Smiths (1986)

よくあるラヴ・ソングのコンピレーションCDやプレイリストなどにはほぼ選ばれないだろうと思うのだが、もしも一緒に乗っている車に2階建てバス(あるいは10トントラック)が衝突してきたとしたら、あなたの隣で死ねるなんて、なんて素敵な死に方なのだろう、というようなことを歌っているこの曲はやはりラヴ・ソング以外の何物でもないのではないか、と私は考えるのである。

10. My Girl/The Temptations (1964)

モータウンの人気グループ、テンプテーションズの代表的なヒット曲。好きになった人のことは誰にとっても特別だとは思うのだが、そこにはある種の魔法のようなものが介在しているのではないかとおもう訳である。その最中に彼女が自分に向かって近づいてくる時間というのはこの上なく貴重なものではある訳ではあるが、この「マイ・ガール」という曲はまずイントロの時点でその感じをヴィヴィッドに表現していて、さらにその後がまた最高なのでたまらないのである。

9. Crazy In Love/Beyonce (2003)

恋をしていてクレイジーということがおそらく歌われているであろう、ビヨンセのソロ・アーティストとしては初のアルバムからの先行シングル。

8. I Saw The Light/Todd Rundgren (1972)

何気ない日常の中で突然、恋をしていることに気づいた驚きと感動の広がりのようなものが表現された素晴らしいポップ・ソング。邦題は「瞳の中の愛」である。

7. ラブ・ストーリーは週末に/WHY@DOLL (2017)

シティ・ポップ/AOR的な都会的でアダルトなサウンドにアイドル・ポップス的なキュートなボーカルというギャップの魅力以上に楽曲の素晴らしさ、また、ラグジュアリーなロマンスに対する憧れをヴィヴィッドに表現するメンバーの歌詞やパフォーマンスが幸福な化学反応を起こしているように感じられる。

6. Something/The Beatles (1969)

恋をしている時、その相手には他の人達とは違う何かが備わっているように思える。それは、あるいは魔法のようなものかもしれず。大抵の場合はいずれ解けてしまう訳だが、その間の時間というのは素晴らしいものである。そういったことが歌われている曲のように思える。

5. Wonderful World/Sam Cooke (1960)

歴史や生物学や科学の本やフランス語のことはよく知らないが、あなたを愛しているということは分かっていて、もしもあなたも私を愛してくれているとしたならば、世界はなんて素晴らしい世界になるだろう、というようなことをうっとりするようなボーカルで歌ったとても良い曲。

4. Be My Baby/The Ronettes (1963)

フィル・スペクターがプロデュースしたガールズ・ポップのとても有名な曲。音を尋常ではないぐらいに重ねることによって壁のようにして臨場感を出す的な「ウォール・オブ・サウンド」と呼ばれる手法が効果的に用いられている。

3. God Only Knows/The Beach Boys (1966)

ポップ・ミュージック史上最高のアルバムといわれることもある「ペット・サウンズ」に収録された1曲。あなたのことをいつも愛しているわけではないかもしれないが、というような感じではじまるのだが、もしもあなたがいなければ私がどうなってしまうかということは神のみぞ知ることだろう、というようなことがとにかく凝りまくったアレンジと繊細なボーカルで表現されている。

2. Let’s Stay Together/Al Green (1971)

愛のかたちというのはいろいろあるとは思うのだが、ベーシックにはじまりは少しでも長く一緒にいたいと願うことであり、もしもその状態が続くのだとすれば、それを永遠と呼べるのかもしれない。現実的にはひじょうに困難がともなうとしてもだ。1972年に全米シングル・チャートで1位に輝き、1994年には映画「パルプ・フィクション」のサウンドトラックで使われることによりまた多くのファンを獲得したこの曲は、そういった意味で永遠のラヴ・ソング・クラシックだといえるかもしれない。

1. I Say A Little Prayer/Aretha Franklin (1968)

バート・バカラックとハル・デヴィッドが生み出した数々の名曲の中でも特に人気が高いうちの1曲で、「小さな願い」の邦題でも知られる。まずディオンヌ・ワーウィックのバージョンが1967年にヒットし、アレサ・フランクリンによるカバーは翌年にリリースされた。日常生活の中で四六時中ずっと誰かのことを考えているような感覚、しかもそこには祈りにも似た感情があるようだ。そして、やはり永遠が願われてもいる。クイーン・オブ・ソウルと呼ばれるパワフルなボーカルが魅力のアレサ・フランクリンがこの曲ではより小洒落感が漂う演奏をバックに歌っていて、そのバランスもまた良いものである。

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