1983年1月の全米ヒット・ソング・ベスト40

全米シングル・チャートに入っている曲の傾向が、1983年辺りを境に変わったような印象がある。それはおそらく、1981年に開局した音楽専門のケーブルテレビ局「MTV」の広がりが影響力を増してきたものによるものだと思う。

1983年1月辺りの全米シングル・チャートはその変化の兆しをしっかりと反映しているようにも思える。そこで今回は、1983年1月22日付の全米シングル・チャートにランクインしていた楽曲の中から、当時の最高位や売上とは関係なく、その後のポップ・ミュージック界に及ぼした影響や楽曲のクオリティー、あとは完全に個人的な趣味や嗜好などを加味して、ランキング化してみた。

いずれも同じ週の全米シングル・チャートにランクインしていた曲なので、ある視点によって切り取った時代のスナップ的なものになっているかもしれないし、いないかもしれない。ということで、まずは40位から。

40. Tied Up/Olivia Newton-John

ベスト・アルバム「O・N・J・グレイテスト・ヒッツVol.2」に収録されていた新曲のうちの1曲。フュージョン界の人気ギタリスト、リー・リトナーが作曲にかかわっている。全米シングル・チャートでの最高位は38位だった。

39. It’s Raining Again/Supertramp

前作「ブレックファスト・イン・アメリカ」が日本でもヒットしたスーパートランプのアルバム「フェイマス・ラスト・ワーズ」から先行シングルとしてリリースされ、全米シングル・チャートで最高11位を記録した。

38. Fall In Love With Me/Earth, Wind & Fire

アース・ウインド・アンド・ファイアーのアルバム「創世記」からの先行シングルで、全米シングル・チャートでの最高位は17位だった。

37. Gloria/Laura Branigan

ローラ・ブラニガンの全米シングル・チャートで最高2位を記録したキャッチーな曲。パルプ「ディスコ2000」にこの曲にインスパイアされたところがあるようにも思える。

36. Break Us In Two/Joe Jackson

アルバム「ナイト・アンド・デイ」のこちらはデイ・サイドからシングル・カットされたバラード曲。

35. You Can’t Hurry Love/Phil Collins

フィル・コリンズによるダイアナ・ロス&シュープリームス「恋はあせらず」のカバー。

34. Mickey/Toni Basil

トニ・バジルのチアリーディング的な全米NO.1ヒット。日本ではGorie with Jasmine & Joannによるカバーが有名。

33. Muscles/Diana Ross

ダイアナ・ロスの肉体的なヒット・シングル。ソングライターとプロデューサーはマイケル・ジャクソンで、全米シングル・チャートでの最高位は10位。

32. Everybody Wants You/Billy Squier

アルバムがよく売れていた印象があるロック・シンガーでギタリストのビリー・スクワイアのシングルで、全米シングル・チャートで最高32位。

31. Shadows Of The Night/Pat Benatar

カルト的な青春映画「タイムズ・スクエア」のために書かれたが採用されなかった曲。全米シングル・チャートでの最高位は13位であった。

30. I Gotta Try/Michael McDonald

日本のAORファンによく売れていたアルバム「思慕(ワン・ウェイ・ハート)」からシングル・カットされ、全米シングル・チャートの最高位は44位でトップ40入りならず。

29. Space Age Love Song/A Flock Of Seagulls

ヴォーカリストのユニークなヘアスタイルが最も話題になったニュー・ウェイヴ・バンド。オリコンシングル・チャートでの最高位は30位。

28. The Girl Is Mine/Michael Jackson & Paul McCartney

超特大メガヒットアルバム「スリラー」から最初にシングル・カットされたポール・マッカートニーとのデュエット曲で、全米シングル・チャートでの最高位は2位。

27. Lies/Thompson Twins

イギリスのニュー・ウェイヴ・バンドによるヒット曲で全米シングル・チャートで最高30位。第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン勢のうちの1組。

26. I Know There’s Something Going On/Frida

ABBAのフリーダのソロ・シングルで、プロデューサーはフィル・コリンズ。ドラムスのサウンドが特徴的で、全米シングル・チャートでの最高位は13位。

25. Don’t Tell Me You Love Me/Night Ranger

ハード・ロック・バンド、ナイト・レンジャーの最初のヒット曲で全米シングル・チャートで最高40位。シブがき隊「ZOKKON命」が似ていると話題になった。

24. All Right/Christopher Cross

デビュー・アルバムが大ヒットしたクリストファー・クロスのアルバム「アナザー・ページ」からの先行シングル。日本でもラジオでよくかかっていた。全米シングル・チャートでの最高位は12位。

23. It’s Raining Men/The Weather Girls

邦題は「ハレルヤ・ハリケーン」でディスコでヒットした。全米シングル・チャートでの最高位は46位。

22. Heart To Heart/Kenny Loggins

「フットルース」がヒットする前は良質なシンガー・ソングライターとして、AORファンにも人気があった。マイケル・マクドナルド、デイヴィッド・フォスターとの共作で全米シングル・チャートでの最高位は15位。

21. Heartbreaker/Dionne Warwick

文化放送「ミスDJリクエストパレード」でも聴き覚えがあるお洒落なバラード。ビー・ジーズのバリー&モーリス・ギブが楽曲を提供している。

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